~犬に感謝~



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犬と生活すると 色々考えさせられる事が多い

考える事は好きなので 苦ではないし 自分にプラスの意味で

気付かせてもらえる事が多々あるように思う


先住犬ぷぅの嫁として迎え入れた ぴぃが妊娠出産

しかし育児放棄をし 自分が5頭のパグの母代わりとなったことで

育児の大変さというものを痛感させられた


人間の赤ん坊と子犬を一緒にするな!

とお叱りを受けるかもしれないが 2~3時間おきに

ミルクを与えたり 下の世話をするという作業においては

大差ないのではなかろうか? と思えた


犬は人間で言うと永遠の2~3歳児ともいわれている

そう考えると我が家には

2~3歳の七つ子ちゃんが居る様なものだ


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ワタシは子供が苦手で 子供が出来た友達とは徐々に

疎遠になっていくことが多かった


彼女達の話す事と言えば 子供の事ばかり・・・

子育ての経験もなければ 子供に興味がない自分にとって

聞くことが苦痛に思えた

それに彼女達は 待ち合わせ時刻に遅れる事が多かった

その理由のほとんどが子供絡みであった


散々 子育ての苦労をワタシにぶつけた挙句 最後には

「子供が居ないと好きな事が出来ていいね」 と言う

『子育て中』という環境に甘え 時間を作る努力もせず

人を羨むぐらいなら 子供なんてつくらなけらばいいのに・・・

とさえ思っていた


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ところが 1頭の犬(ぷぅ)により

ワタシは彼女達と全く同じ道を辿ることになった


話す事といえば ぷぅの事ばかり・・・

犬が好きな人なら兎も角 興味がなければ かつての自分の様に

苦痛であろう

ある程度は 相手により 話す内容を考慮しているつもりであるが

『つもり』だけなのかもしれない


そう気付かせられた時 彼女達への偏見のようなモノが

崩れたと同時に 謝罪の気持ちでいっぱいになった


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2頭目の犬(ぴぃ)を迎え入れ2頭の間に 5頭の子パグが産まれた

文頭に書いたとおり 育児(犬)に追われ 自分の時間など

全く取れず 時間があれば寝ていたい・・・そんな日々が続いた


以前は 子育てでナリフリ構わなくなっている女性って

どうなんだ?と思っていたが 実際 構っている暇などなかったし

そんな事 どうでもよくなるという事も分かった

むしろ ナリフリ構って子育てが疎かになっている人って

どうなんだ?と思うようになった


ミルク・離乳食を経て通常食 そして食事の回数が減り

少しずつ時間が取れるようになっていった

そんな頃 久々に友達と会うと

やはり自分も同様に遅刻することが多々あった

「さぁ出かけるぞ」な時に限って ウンチをして

踏みくちゃにしてくれたりするのだ・・・

「ごめ~ん わんこが・・・」と遅刻理由を述べる自分は

彼女達と全く同じなのである


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そして もう1つ・・・

ぷぅが来るまでは 特別 犬ズキってほどでもなかった

犬を飼っている御宅へ行き 手や顔を舐められるのが苦手だったし

出された御茶等に毛が入っている事や 服が毛まみれになるのも

イヤだった


ぷぅが来てからも 神経質な自分が続いていたが

2頭そして7頭ともなれば 慣れて気にもならなくなった

でないと精神的に参ってしまっていただろう


何事も同じ環境・境遇になってみないと真の理解は得られない

という事を 犬と暮らす事により 身を持って感じさせられた

これは逆に考えると 自分の環境を理解してもらうには

骨を折る という事でもある

分かってもらえなくて当たり前! そう思えば

我が家を訪問した人が「汚い」だの何だの言ったとしても

腹が立たないのかもしれない


犬と暮らす事により まだまだ未熟な自分が浮き彫りになる